【体験レポート①】中国ウェディングフォト契約の裏側とコツ~注目のお値段も大公開~

■たのしもう!中国
旦那さんが中国駐在になった人
旦那さんが中国駐在になった人

中国のウェディングフォトかわいいー

料金はいくらぐらいなんだろう?

契約ってどんなかんじなのかな?

こんな疑問に答えます!

本記事のテーマ

中国ウェディングフォトの料金プランと交渉方法

本記事を読むとわかること
  • 契約するときの注意点
  • 契約時に交渉できるポイント
  • 料金の相場
  • 「騙された!」とならないために

中国ウェディングフォトの撮影の様子はYouTubeに参考になる動画はあっても

  • 実際の契約・交渉がどんなものか
  • 日本とどういう違いがあるのか
  • 中国でよくある料金プラン

など、一番知りたいことがわからない!そんなあなたに役立つ中国ウェディングフォトのHowToをばっちりご紹介していきます。

STEP1:スタジオ選び

中国版Instagram【小红书(RED)】で「いいな」と思う写真を集める

中国ウエディングフォトは、とにかく種類が豊富♡

まずは、中国のウェディングフォトをどんどん見て「これ素敵!」と思うものをチェック。おすすめのアプリは【小红书(RED)】です。後でスタジオを選ぶときにも役立つのでアプリ上でお気に入りorいいねをして再確認できるようにしておきましょう

検索バーに「婚纱照」「婚纱风格」「婚纱摄影」など入力してみましょう。

場所を絞っていく

日本もそうですが、スタジオによってできるロケできないロケがあります。

一面に花畑と青空が広がるロケだと雲南省の大理・洱海のあたりが強いですし、絶景だなーと思って場所をみたら青海省(ウィグル自治区の方面)や内モンゴルなんてことも。中国は広いのです…!撮りたい気持ちと旅費、自分の体力(絶景は高地に多い!)と相談して絞っていきましょう。

他にも中国ドラマ(時代劇)にでてくるような伝統衣装は、成都や杭州・南京といった伝統ある都市が得意です。衣裳の種類はもちろん、ヘアセットの技術に大きな差があるなと感じます。

つね子
つね子

「こんな場所行けないよ…(泣)」なんて悲しむのは時期尚早!

全く同じとはいかずとも似た場所やスタジオセットでできることも。

あきらめずスタジオ訪問時に撮りたい写真を見せて!

中国版HotPepper【大众点评】で2~3つのスタジオに絞る

場所がある程度決まったら、スタジオの選定に入っていきます。

【小红书(RED)】で見ていたお気に入りの写真or似た写真を撮影しているスタジオの口コミを見ていきます。おすすめアプリは【大众点评】。撮影の種類・料金もチェックできます。

点数の高さも大事ですが、口コミについている写真をたくさん見ましょう。モデルさんじゃない我々のような一般ピーポーが撮ってもらった途端「全然アカンやん」ということもあります(笑)。撮影のクオリティーもそうですし、特に化粧のクオリティーは千差万別。そのスタジオが得意とする写真の雰囲気も要チェック(シネマティック系、笑顔の多いかわいい系など)。

STEP2:契約交渉

押しに弱い人は1番いいと思うスタジオに行こう

2~3つのスタジオでそれぞれ話を聞き吟味して決めるのが一番です。要確認事項はこちら。

契約前の要確認事項
  • 自分の撮りたい写真が撮れるか
    (写真を見せる!)
  • 着たい衣装があるか
    (写真を見せる!ドレスがトレーンかどうかも確認)
  • 使いたい撮影道具はあるか
    (靴、髪飾り、イヤリング、手袋、風船、扇子など)
  • 移動料金は入っているか
    (タクシー?)
  • 肌や顔などの修整ができる枚数
  • アルバムに入れない写真も修整してくれるか
  • データはすべて貰えるのか
  • 準備すべきもの
    (スタジオが用意してくれないもの)
  • アルバムをつくるのに通常必要な写真の枚数
    &料金内でアルバムに入れられる写真数(後述)
  • アルバム2冊がついてくる場合、同じ内容にできるか(後述)
  • 満足できなかったら撮り直しできるか
    &できる場合追加料金はいくらか

中国の営業はすさまじいものがあります。こちらの中国語が下手なのもありますが、ものすごい押しが強いのです。交渉力に自信がある人以外は、事前情報で「ここが一番だ」と思うスタジオから回りましょう。

その場合でも、必ず自分が納得するまで質問しまくりましょう。

契約したら最後!サインする前に絶対交渉

第一、大众点评や斗音(中国版TikTok)の使えそうなクーポンを見せる。

だいたい「こういう場合にしか使えない」となることが多いですが、見せないより見せるです!これは交渉とは言い難いかもしれませんが、まずはここで勢いをつけましょう

第二、いらないサービス品を欲しいものに変える。

中国人は写真大好き文化ということもあって、ウェディングフォトともなると、どでかい額に入った写真がサービスで何個もついてきます。しかし我々日本人は飾る場所も飾りたい欲もない。そこで交渉です!あの手この手で攻めまくりましょう。

サービス品関連の【交渉ポイント】
  • サービス品いらないから、全体料金を下げてもらう(最高)
  • 不要なサービス品を欲しいサービス品に変更
  • アルバム掲載の写真数を増やす
  • サービス品の追加
  • アルバムのグレードを上げる
  • 追加写真の単価を値切る

私は、大きい写真(額含む)数枚を両親に贈る用のアルバムに変えてもらいました。「コロナで挙式もできてなくてー」「親が本当に楽しみにしててー」など情に訴えていきました。笑

第三、他店と比べて料金を値切る。

これが一番むずかしいんですが、複数スタジオを回った方は是非挑戦していただきたい。というのも、中国は結構ゴネ徳文化で何回も言う&「じゃあいいや」をやっていれば意外と通ったりするんです。料金が下げられなくても、サービス品を増やす・グレードアップさせるならできるかもしれません。

日本より安い、でもそんなに安くない?

気になる「お値段の相場」

気になる相場ですが…

  • 5000元(10万)~13,000元(26万)
  • 衣装3種類~5種類
  • 撮影の種類2~5種類

5000元・衣装4つのものもあったりとかなり料金に幅があるのですが、その分ドレスが少なかったり汚れていたり、セットが安っぽかったり、酷い場合はメイクさんが素人(ちょっと得意ぐらい)だったり、衣装が臭うなんていう店もあるようです。

「思ってたより安くないな」感がありますが、

  • ドレス・アクセサリーなど追加料金がない
  • 撮影道具も色々と用意してくれる
  • 撮影の種類が単純に倍くらい
  • データ全部くれる
  • ばっちり美肌・美顔・やせ修整(出っ歯修正まで!)・脚長補正してくれる

ことを考えると、お手頃価格なのかもなと感じます。ただ中国の発展とともに物価があがり、昔のように「めっちゃ安い!」という程ではない印象です。

厄介な「追加料金」?!

ここで「ふーん、まぁそれぐらいなら」と思ったあなた!油断は禁物です。

「え、中国ではドレス代もアクセサリー代も撮影道具代もすべてコミコミで、追加料金なかったんじゃないの?」と思いますよね。なんと「アルバムに入れる写真代」が追加で取られるんです。その平均額は…

約15万円1枚90元(1800円)×相場枚数80枚

高い、高すぎる…!!!

追加料金が発生してしまう「からくり」

契約(抜粋)にはこうありました。

  • セット料金に含まれるもの…アルバム2冊
  • アルバムに55枚を超えて写真を入れる場合、写真1枚あたり90元を追加料金としていただきます
    (枠外にひっそり書かれている)

これだけ見ると「55枚で十分なんじゃない、追加しないだろう」と思い契約してしまいそうです。

そして後からわかったのがこちら。

後から知った事情
  • アルバム2冊は、それぞれ別の写真を使う必要がある
  • アルバム1冊あたり約60枚ないと、貧相なアルバムになってしまう
  • 見開き1ページあたりに同じ雰囲気で撮影した写真が複数必要
    (全くちがうスタイル・背景の写真を詰込むのは難しい)
  • 撮影枚数がかなり多く、ついついアルバムに入れたくなるように仕向けられている

そうなると結局1冊分以上の写真代を追加することになり、店員さんが焦るぐらい削っても10万くらいの追加料金が発生するしくみになっているんです。

写真枚数が多いのも侮るなかれ。あなたが今思っている以上に数を減らしにくいんです、実体験した私が保証します。「せっかくのウェディングフォトだしな」という気持ちもあって、ついついお値段がかさんでしまう。気を抜くと追加料金20万円なんてことも…!

契約してしまった後ではもうアルバム数や写真数、追加単価料金も交渉しようがありません。契約時にここまで含めて考えて交渉するようにしましょう!

まとめ

今回は中国ウェディングフォトの契約について体験レポートをお届けしましたが、いかがでしたか。

日本でもそうですが、結婚式費用などウェディング関連はなにかと追加料金がかかってどんどん費用がかさんでしまいますよね。中国もそれは同じ。

本記事のポイント
  • 表示価格の1.5~2倍かかると考えておく
  • 契約書にサインする前に交渉
    (クーポン含める)
  • どんな写真が撮りたいかを明確にしておく

人生に1度(くらい)の大イベント、しっかり自分の目でチェックして後悔のないようにしたいですね。興味のある方はぜひご参考にしてみてくださいね!

撮影準備~撮影の裏側については、こちらの記事でレポート!ますます臨場感のあるレポートになっているのでチェックしてみてください^^

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