【中国語文法】5分でわかる基礎文法【文の仕組みがわかる】

■コレだけ!中国語

中国語の基礎文法が知りたいけど、

専門用語が多すぎてわからんなー。

ネットや本屋で文法を調べてみても、長~い記事、聞いたこともない専門用語がたくさん。「よくわからんなー。諦めて暗記するしかないんか?」そう思っているそこのあなた。騙されたと思って一回この記事見てみてください!

本記事のテーマ

5分でわかる!中国語の組み立て方

本記事を読むと…
  • すぐ文が組み立てられるようになる
  • 文の構造を考え理解する応用力が身に付く
  • 例外がでてきたとき、自分なりに考えられるようになる

私も中国語の勉強をはじめたとき、ざっくり全体像がつかめるものがなくて困っていました。

ここでは、中国で1年生活し日常会話レベルの中国語ができるようになった私が、初心者目線でポイントを押さえながら解説していきます!私自身がまったく中国語をしらないところから勉強してきて悩んだ経験をふまえた内容になっているので、ぜひご覧ください^^

【中国語文法】5分でわかる基礎文法【文の仕組みがわかる】

では、さっそく中国語の文章をどうやって組み立てればいいのか見ていきましょう。

基本、英語とおなじ【違うポイントは2つ】

中国語の文型は、英語とおなじ

文の組み立て方は英語と同じ、と考えればOKです。5つのタイプ(文型)をさらっとご紹介します。

第1文型:S V
 例)私は(中国に)住んでます。

第2文型:S V C =「~です」の文
 例)彼は変態です。

第3文型:S V O =「(物・人)にorを~する」の文
 例)彼女は私のプリンを(勝手に)食べた。

第4文型:S V O O=「(人)に(物)を~する」の文
 例)彼はキャバ嬢にグッチの時計をプレゼントした。

第5文型:S V O C
 =使役「(人)に~させる」、受け身「(人)に~される」など
 例)中村先生が僕に居残り勉強させてくる。

【ちがう点①】第2文型で、「is」がいるとき・いらないときがある

1つめのちがいは、「~です。」を表す動詞「是(シー⤵)」。この「是」がいる場合いらない場合があります。うしろが形容詞かどうかで分けます。

形容詞+「~です」 ⇒ 「是(シー⤵)」
 例)あの店員さん(めっちゃ)可愛い。
   那个店员(特别)可爱。
   Nàgè diànyuán (tèbié) kě’ài.     

名詞 +「~です」 ⇒ 「是(シー⤵)」
 例)彼は(ああ見えて)医者だ。
  (虽然这样看起来不像,)他是医生。
   (Suīrán zhèyàng kàn qǐlái bu xiàng,) tā shì yīshēng.

ちょっとややこしいですが、その代わり中国語は活用しません。主語が「私」でも「これ」でも、全部「是」でOK。そう思うと楽です。

【ちがう点②】副詞の場所がちがう

2つめのちがい副詞動詞の前に置くこと。英語や日本語だと自由に置けるイメージのある副詞ですが、中国語では順番がある程度決まっています。

  主語  ▲  動詞  ▲  目的語  
   【時間(長い順)】 【回数】
   【他の副詞】   【期間】
   【場所】

ここで1つだけ覚えてほしいのが、「時間が先場所が後」。たとえば「ここで明日待ち合わせね」だと、時間をあらわす「明日」が場所「ここで」より先に来ないといけないので「私たち、明日、ここで、会おう」の順番になるわけです。

しゅじばどう(主語、時間、場所、動詞)」と覚えましょう。テレビで中国語の先生が言っていたときは「覚えれるかよー」と思った私でしたが(失礼)、意外とこの呪文「しゅじばどう」使えます。

さて、これでもう中国語の肯定文が作れるようになりました!次なるは否定文と疑問文です。

【否定・疑問】のつくりかたも、英語とほぼ同じ

否定文:「不(ブ⤵)」「没(メイ⤴)」をつける

notを使うノリで、「不」or「没」を助動詞or動詞の前につけます。

使い分けですが、これからも変わらないことなら「不」、それ以外は「没」です。

  • 「あるか、ないか」の(存在し)ない ⇒ 「没」
  • これまでのこと、これから変わるかも ⇒ 「没」
  • それ以外、未来も含めていうとき   ⇒ 「不」

例文を見てみましょう。

  • 结婚。=彼女は(将来も含めて)結婚したくない。or事情などがあって結婚しない。
  • 结婚。=彼女は今のところ結婚していない。(結婚したい気持ちがある、するかもしれない)

意味やニュアンスが全然ちがうので、勘違いされることも。ばっちり使い分けたいところです。

疑問文:「マ?」を最後につける or 疑問詞

5W1Hのときは疑問詞を、それ以外は「~マ?」で疑問文になります。

1つ英語とちがうのは、語順が肯定文(ふつうの文)と変わらないこと。英語みたいに主語と動詞を入れ替える、なんてことはしません。

とにかく文末に「マ?」でOK!あるいは、聞きたい部分を5W1Hの単語に置き換えます。

例文を見ておきましょう。

  • 肯定文:これはコーヒーです。
    =这是咖啡。 
  • 単純な疑問文:これはコーヒーですか?
    =这是咖啡
  • 疑問詞をつかった疑問文:これは何ですか?
    =这是什么

【中国語文法】時制・仮定法は、決まり文句をくっつけるだけ

時制(っぽいもの)

過去形、完了形、未来形。中国語にはそういう「時制」がないと言いつつ、実はそれっぽいものがあります。ただ、動詞等は活用しないので、とにかく決まり文句をつければOK

それでは時系列順で一気に見ていきましょう。

  • ~する予定、これから~する、~するだろう
    「打算 V」「要 V」「会 V」
  • もうすぐ~する
    「快~了」「要~了」「将要~了」
  • 今まさに~している
    「在 V」「 ~呢」「正 V ~呢」
  • ~の状態になっている
    「V 着」
  • ~し終わった、状態が変化した
    「V 了」
  • ~したことがある
    「V 过」

「え、未来も過去も了(ラ)出てくるやんけ」と思った方、そうなんですよ。「了(ラ)」は他にも文末につけるとやんわりとした言い方になるとか、とにかく色んな意味があります。

初心者には難しすぎるので、自分で作文するときには「状態が変化したことを表したいときは、V+了」と思っておいて、リスニング・リーディング時は文章全体の流れから意味を考えていきましょう。

命令文、仮定法?そんなものはない!

ふつうの文に、「もし」とか「~するな」とかを表す構文をくっつければOK。中国語では、英語みたいに「命令のときは主語をとって…」とか「仮定だと過去形を…」なんていう文法はありません。

いくつか言い方がありますが、それぞれ代表的な言い方を、例文とともに紹介します。

  • もし明日天気がよかったら遊ぼうよ。
    如果明天天气好,我们一起出行吧。
    Rúguǒ míngtiān tiānqì hǎo, wǒmen yīqǐ chūxíng ba.
  • 心配しないで
    担心。
    Bié dānxīn.

まとめ

ざっと中国語基礎文法の全体像を説明してきました。最後にポイントをおさらいしましょう。

  1. 英語と同じように組み立てるが、「~です」の文副詞を置く場所に注意。
  2. 否定文:「不」or「没」をつける
  3. 疑問文:疑問詞or文末に「吗?」
  4. 時制っぽいものがある
  5. 命令文、仮定法はない

いかがでしたか。

今回は、中国語の組み立て方をみてきました。次回はまだ余裕のある方に向けて「修飾語」を徹底解説してきます!

中国語、これならできそう!と思ってもらえたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました!

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