【中国コロナ規制】都市封鎖って実際どんな状況?―深セン在住者がリアルな生活をレポート―

■お役立ち情報

ニュースでも報道された深センの「都市封鎖(ロックダウン)」。これから深センへの駐在・帯同を予定されている方やそのご両親・ご友人は、このニュースを見て不安が2倍、3倍にもなったかと思います。

もし自分が中国で生活を始めて都市封鎖されてしまったらどうなるの?家族や友人がロックダウンされた場所で生活していたら、何かできることは?

本記事のテーマ

都市封鎖された深センでの生活ってどんなの?現場レポ

そこで今回は、そんな都市封鎖されてる中での生活がどんな風なのか、深セン在住の筆者がそのリアルをお届けします!みなさんの想像よりは快適に暮らしているので、安心してご覧ください^^

【深セン・都市封鎖】街の様子

電車やバスは動いていない

公共交通機関は、運転がストップしています。

そのため、長距離を移動したいならタクシーを利用することになります。

もちろんレンタサイクルの利用もできます。

やっていない店が多いが、出前(ウーバー)は可能

夜、窓から外を眺めると明かりのついた店はほぼなく、暗いです。

ただ意外にも出前注文を受け付けている店は多く、中国版ウーバー「ワイマイ」は問題なく使えます。テイクアウトも同じように可能。

スーパーは営業している。が…

スーパーはやっています。

スーパーによっては野菜の種類がかなり偏ってきてしまっていたりして、品揃えが徐々に悪くなっている印象。

普段ならネット注文して30分で家に届く宅配も、今日頼んだら明日の受取となる状態です。もしくは「明日以降注文ください」というポップアップがでて注文できなかったりします。

コンビニ、パン屋など

コンビニなど小さな小売店は、店の入り口部分に臨時受付をつくって、そこで口頭で注文し決済するようにしている店舗が多いです。

その臨時受付のところで「これが欲しい、あれが欲しい」と口で説明する必要があるので、中国語のできない我々にはかなりハードルが高いです…!

買いたいものがハッキリしている場合は、タオバオでも何でもネットで買いたいものの画像・スクショを保存しておき、「これ1個ください」と伝える方式で買いましょう。

【深セン・都市封鎖】毎日の生活

外出は2日に1回、各家庭1人が代表で

マンションの出入口の掲示。外出は2日に1回、PCR検査を毎日受検することなどが書いてあります。

マンションの敷地を出ることは、基本的に禁止です。

外出するときは、各家庭に1枚だけ発行される「外出許可証」が必要。さらに、外出は2日1回、各家庭1人のみと決められています。

このあたりは都市や時期などによって規制内容が色々とちがうかもしれません。

ちなみに学校は都市封鎖前からオンライン授業に切り替わっているところが多かったです。仕事は今回の都市封鎖で在宅ワークに切り替わった人も多いと感じています。

毎日、マンション敷地内でPCR検査を受ける

都市封鎖の少し前からですが、常時24時間以内のPCR検査陰性結果証明のQRコード健康コードが必要です。そのため、毎日PCR検査を受けなくてはいけません。

今は検査場がマンション敷地内に設置されていて、毎日午後2時頃から検査が開始されます。

最近の厄介ごと「場所コード」

ちなみに最近は、その人がいつどこに行ったか確実に把握するためにつかう「場所コード(チャン⤴スオ⤴マ⤴)」というのがあります。

マンションの入口、PCR検査場、至るところを通るたびにこの「場所コード」をスキャンし登録させることで行動範囲を把握するのですが、実はこれ、外国人には使えません。

PCR検査を受けに並ぶたびに「場所コード登録しろ」と言われますが、毎度「私、外国人で身分証ないんで、場所コード使えないんです」と説明する必要があります。

とにかく中国語わからないアピール&健康コードを出していればなんとかなります!

オンラインショッピング、出前などの受取

普段であれば、

  • 出前は家まで
  • オンラインショッピングで買ったものはマンション敷地内の宅配ボックスまで

届けてもらえます。しかし、今はマンション敷地内に宅配の人が入ってこれません。

そこで今は、各マンションの出入り口付近に大きな棚がいくつも並べられ、そこに出前もネットで買ったものも届けられます。

こういう棚に無造作に置かれているので、それを受取ります。笑

こんな風に、いつもとは少しちがいますが、郵便物の受取は問題なくできます。

都市封鎖が始まったら

  • 感染者が1都市で2桁になってきた
  • 段々コロナ規制が強まってきた

こんな状態になってきたら、都市封鎖(ロックダウン)される可能性が高まってきます。

そんなときには何をどう準備したらいいでしょう?

都市封鎖になりそうなとき、やるべきこと
  • ウォーターサーバー、5ℓなど大容量のペットボトルを事前に買い込む
  • 最悪の場合に備えて、米・乾麺を買っておく
  • 冷凍食品、冷凍食材を買っておく(つくっておく)

今いちばん感じるのは、ミネラルウォーター(ウォーターサーバー)を事前に買い込んでおいてよかったなということ。

  • 中国の水道水は飲めない
  • 重いので、マンション敷地内への入場規制が始まってしまうとウォーターサーバーの水を持ってきてもらうのも難しくなる
  • 自分で買ってくるときも重いため一気に買い込むことは難しい
  • 私の近所だと普段買っている「農夫山泉」ブランドの5リットルペットボトルは品切れ

他は今そこまでピンチを感じる状況にありませんが、スーパーの品揃えが減っているので、やはり冷凍できる食材を事前に買い込んでおくと重宝します。

まとめ

いかがでしたか。

都市封鎖されているといっても、思ったほどには苦しまずに生活ができています。そうはいっても規制は日本では考えられない厳しさ。

都市封鎖下での生活がどんなものなのかイメージがついていれば、意外と不安なく生活できるかなと思っています。今後深センでの生活を予定しているあなたのご参考になればうれしいです。

規制は日に日に変化していきますので、新しい情報があればこの記事を更新していく予定です。

  • 3/14から始まった深センの都市封鎖は3/21日に解除されました
  • 有益な追加情報があればここに追記します!

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました