中国語の基礎がわかり、いざ中国語つかうぞ!となってぶち当たる壁。それは説明をつけくわえる方法(=修飾)です。
「こないだ友達に教えてもらったカフェ行ったんだけど、オシャレすぎて入るの躊躇したわ」「こう見えて料理上手いのよ」…。どれもこれも修飾なしには組み立てられないものばかり。
そこで今回のテーマは【説明をつけくわえる方法】です。
>>>5分でわかる!基礎文法編はこちら
テキストで「~補語」がたくさんでてきて大パニック!なんてことは今日でおしまい。「説明をきくとわかるけどいまいちピンと来てない」という方にも頭の整理につかえるスッキリした内容になっています。
1年間中国・深センで生活し、中国語が日常会話レベルの私が、初心者目線で徹底解説していきます。私自身が苦労した経験をふまえつつ専門用語なしで読みやすいので、ぜひ一度チラ見してください!
【中国語文法】名詞に説明をつける
名詞に説明をつけるには「的(ダ)」。
日本語でいう「~の」とおなじ、という感覚もありますが、実は結構ちがいます。
ポイント①:形容詞・文をくっつけるときも「的」はかならず使う
例)
- かわいい猫
⇒ 可爱的猫(Kě’ài de māo) - お母さんがつくってくれたごはん
⇒ 妈妈做的菜(Māma zuò de cài)
ポイント②:名詞をくっつけるときは、「的」いらないことも多い
「~さんのもの」という意味、つまり所有関係をあらわすときに「的」をつかいます。それ以外のときは、「的」なしでそのままくっつけます。
例)
- 中国的朋友(Zhōngguó de péngyǒu)
=中国の友好国、中国がもっている友達 - 中国朋友(Zhōngguó péngyǒu)
=中国人のともだち
「中国語の先生」と言いたいときも、正解は「汉语老师(Hànyǔ lǎoshī)」。
さらにいえば、所有関係でも家族は「的」なし(例:私の弟=我弟弟)などの例外も。意外にも、名詞で説明するときには「的」なしパターンが多いんです。
【中国語文法】動詞に説明をつける
すべては「ダ」でくっつければOK!解説していきます。
ポイント①:形容詞・文をくっつけるときは、「ダ」
- 形容詞を前におくときは、「地(ダ)」
- 形容詞or文をうしろにおくときは、「得(ダ)」
を間にはさみます。発音すると全部「ダ」なんです!
ポイント②:「~し終わる」「~しにいく」など日本語っぽいもの(一旦無視でOK)
文法書などで出てくる「補語」。日本語の言いまわしに近くて、意外とつかえるヤツなんです。
ただ、我々初心者が操れるようなヤツらではありません。考えてその場で組み立てるなんて無理です。使いたいと思ったそのときに「まとめて1つの動詞」(単語)ぐらいな気持ちで丸暗記しちゃいましょう。ここでは「へぇ~、こんなのがあるのねー」と流し見しましょう。
結果どうなったかを説明する(結果補語):「~し終わる」系
結果どうなったかをつけ加えるのが「結果補語」。たとえば、こんなのがあります。
- ~しおわる
: 動詞+完(Wán) - ~し間違える
: 動詞+错(Cuò) - はっきり、よく聞こえるor見える
: 听(Tīng)or看(Kàn)+清楚(Qīngchǔ) - (学んだ結果)~できるようになる
: 学(Xué)+会~(Huì) - (時間をかけて探した結果)見つかる(手に入る)
: 找(Zhǎo)+到(dào)
動いた感を表す(方向補語):「~しにいく・してくる」系
動いた感をつけ加える「方向補語」は2つ。
- 「~しにいく」:動詞+去(Qù)
- 「~してくる」:動詞+来(Lái)
さらに色んな雰囲気を伝えるために、動詞と「去/来」の間に、以下の「方向っぽ8動詞」をはさんで使うときがあります。
たとえば、「看起来很难(Kàn qǐlái hěn nán)」だと、「むずかしそう~(見ると難しいオーラが起こって自分の方にくる、的な雰囲気)」という意味になります。
「動詞+【得/不】+補語」で、「~できる/できない」
ここで説明してきた2つの「補語」の前に
- 【得】をつける:~できる
- 【不】をつける:~できない
の意味になります。
…と、とにかく!(笑)「動詞が2つぐらいセットになってそうだな」と思ったとき、その間に【得/不】をはさむと「~できる」という意味になります。たとえば、こんなのがあります。
- (中国語、聞いても)わかりません
: 听不懂(Tīng bù dǒng) - (オンライン会議で)聞こえますか?
: 听得到吗?(Tīng de dào ma?)
さて、これで長かった動詞の修飾もおわり(「ダ」以外無視すればいい内容でしたね)!お次は形容詞、瞬殺です。
※補語、他にもありまっせ?という方へ。このあと【4:副詞、どこ置くねん問題】で出てきます。
【中国語文法】形容詞に説明をつける
基本は、副詞を前におけばOK!
文で説明をいれたいときは、動詞の修飾でもつかえた「得」がつかえます。
おしまい♪
【中国語文法】副詞、どこ置くねん問題
さて、最後に副詞。
副詞はただ文に入れればOK!なんですが、その入れる場所が大問題。でもご安心を。「【動詞の前】って聞いてたのに、これは動詞のうしろなんかーい!」と怒り狂るのも今日が最後です!
基本的には、上に挙げられているものから順に入れていきます。
ついでに、ちょっと難しい説明もしておきます。
動詞のうしろに置かれているのをちょっと見てみてください。どちらも「動詞の数量がどのくらいか」を説明するもの。「動詞の説明」ということで【補語】と呼ばれたりもします(時量補語、動量補語)。
でも、動詞との一体感がうすくて、内容・見た目ともにものすごーく「副詞」っぽい。なので、初心者(私)としては「副詞」として整理しちゃった方がスッと入ってきます。私の信頼している本「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」でも補語とは別でまとめられています。
まとめ
いかがでしたか。
今回は中国語文法の応用編として、修飾語をまるっとザクっと解説しました!
読んでくださっているあなたの疑問が1つでも解決したら、また「中国語これからやるぞ!」というその一歩の手助けになれたらとっても嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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