帯同すべき?帯同してよかった?【出産・子育て編】~思いがけないこんなメリットも?!~

■お役立ち情報

帯同するとなってまず悩むのが、お子さんへの影響。学校は?安全なのか?勉強は日本にいる同級生に遅れをとらないか?受験は?

今お子さんがいない方も、「もし妊娠したらどうすればいいんだろう?」「中国での出産ってどんな感じなのかな?」と気になることがたくさんあると思います。

本記事のテーマ

中国・深センでの出産、子育て

本記事ではそんな中国・深センでの【出産・子育て事情】をご紹介。「中国で子育て」なんて大丈夫なの?と思っているあなたに、意外な現状をお伝えします。

中国で子育てしているママたちの声
  • ストレスフリー!
  • 同級生みんなよく勉強するので、よく勉強するようになった
  • 出産後1か月はお姫様待遇!
      …授乳以外すべてお任せ、ヨガありエステありのホテル生活

>>中国に行くのがちょっと怖かった私の話【中国生活編】はこちら

中国・深センでの子育て事情

まずは、中国での子育てや、子どもを連れていくかというところを見ていきます。

「子育て」への中国人の考え方・文化

「子どもは宝」。子どもにやさしい中国社会

日本では、電車やバスでこどもが泣くと視線が集まり、ママが肩身の狭い思いをしている現場をよく見かけますよね。

中国では「子どもは宝」。そういったストレスは皆無です。

子どもが泣いていたり何かトラブルがありそうなときは、周りにいる人がみんな協力してくれます。わがままを言っているときなんかも、そばにいた全然知らない人が子どもに話しかけて説得しようとしている場面も見かけたりします。

子どもたちが結婚式で大声で騒いで走り回っても、誰も気に留めません。おもちゃ売り場で遊んで売り物が汚れても、そんなことは日常茶飯事。

中国は、良くも悪くも「子どもにやさしい(激甘な?)社会」なのです。

おじいちゃん・おばあちゃんによる育児

中国では、両親は共働きで稼ぎ、おじいちゃんおばあちゃんが子育てをする文化があります。

急速に発展した中国・深セン。逆にいえば、おじいちゃんおばあちゃんの考え方は、日本よりずっと昔風なのです。一人っ子政策時代の考え方も色濃く、時にはビックリするような主張を堂々としてくることも。

  • オムツをはかせていたら「蒸れるだろ!」と怒られ、はがされた
  • 秋のあたたかい日、本人が嫌がるので上着を脱がせていたら「親のあんたはあたたかい恰好をしているのに!寒そうじゃないか!」と怒られた
  • おもちゃが奪われ子どもが困っていたので「返してね」と話しかけると、親御さんがでてきて「この子が遊んでいるんだから邪魔するんじゃないよ!あんたのものだって?そんなの関係ないよ!」と怒鳴ってきた

私の知っているママさんが経験したものだけでも、これだけのエピソードが。

特におもちゃの奪い合いなんかは、こちらも堂々と言い返してとり戻しましょう。

幼稚園、学校

学校の選択肢と、学習レベル

日本人幼稚園、日本人学校もあります。そのため、中国語ができなくても問題なく「授業がわからなくて困る」ことはありません。インターナショナルスクールの選択肢ももちろんあります。

そんな日本人学校であっても中国方式の厳しい教育をする先生もいます。その影響もあるのか、小学生・中学生ともにみんな成績がよくハイレベル。同級生もよく勉強するので自発的に勉強するようになったとの声も耳にします。

※日本人学校は、二重国籍だと入れないとのこと。入るには、成人の前ですが日本国籍を選択する必要があります。

送り迎え必須

深センは夜でも女性が一人で歩いているような安全な街です。監視カメラがそこらじゅうに張り巡らされたことで犯罪が激減しています。が、やはり中国では登下校時必ず親が送り迎えをします。

安全な日本とはちがい、中国では誘拐も起こることを忘れずに行動しましょう。

ママ友の雰囲気

グループをしっかりつくる日本とはちがって、ママたちが全体的に仲のいい雰囲気。日本のようにママ友とのお付き合いで頭を悩ませることはありません。

受験の難しさ

模試を受けるのも一苦労

中国にいると、学習塾の模試を受けるのも一苦労。

単純に模試のセットを送ってもらえばいいだけのように思いますが、塾としては、不正がないようにするために親に直接送ることはせず、学校に取りまとめてもらうようにします。

一方、中国の学校側は「親が個々に日本の塾とやりとりしてください」というスタンス。

何度もやりとりして事情を説明したり学校に依頼してみたりと、簡単にはいきません。

受験の申込、入学手続き

受験の申込についても、EMS(国際郵便)が思ったより時間がかかってしまってヒヤヒヤ。DHLが速くていいが個人では利用ができないという話も。

入学手続や制服採寸などの日程も、中国で連絡を受けてからすぐ帰国手続に入っても隔離期間があって間に合わず調整が必要になったり。コロナ影響もあり、トラブルが起こりがちです。

中国から日本の学校を受験するとなると、親にかかる負担も増えます。

帯同してからの妊娠、中国・深センでの出産

手続き関係、大丈夫?

必要な手続は、ざっくり以下のとおり。出産育児一時金も2年間まで受け取れます。

  • 60日以内に、戸籍謄本取得⇒パスポート取得⇒中国入管に届け出てビザ取得
  • 3か月以内に、大使館・総領事館へ出生届
  • 帰国後、病院でもらった「出征証明書」の原本と和訳をもって、出産育児一時金の受取

産休育休への切り替え?

もし配偶者の海外転勤を理由に仕事を休職をされている場合、産休育休への切替をすべきでしょうか。帯同してあまりにすぐ妊娠してしまうと、産休育休へ切り替えたことで、旦那さんの駐在がまだ終わっていないにもかかわらず1人帰国して復職しなければならない可能性もあります。

産休育休に切り替えなければ会社からの手当てなどは受けられませんから、基本的には切り替える方がお得です。

産休育休へ切り替えたあと、また配偶者海外転勤による休職に戻せるのかなど、このあたりの対応は会社によるところも大きいので、まずは会社に相談してみましょう。

中国での出産ってどうなの?

中国での出産ですが、意外と「よかった!」との声もあります。

  • 4か月目に、出生前診断
  • 帝王切開が主流
  • 先生が冷ため
  • いろいろ考えると結構お金がかかる
     …病院によってかなりの差、産後ケア費も
  • 産後ケアが充実

「よかった」という意見の多くは、産後ケアにかんするもの。

中国では、韓国から入ってきた「産後お姫様ケア」文化が浸透してきています。ホテルのような場所で毎日おいしいものを食べてヨガをしたりエステを受けたり。授乳のとき以外は至れり尽くせりの生活を1か月過ごします。もちろん、お金もすごくかかります。笑

そうでない方も、ベビーシッターの産後ケアバージョンのような人を雇って、赤ちゃんのお世話を任せるのが普通。ただし、そのベビーシッターさんがちゃんと仕事をしなかったりトラブルもあるようです。

とにもかくにも、中国では産後の赤ちゃんのお世話を誰にも頼まずママ1人で対応するというと、「だ、だいじょうぶなの…?」と驚かれます。こういった考え方は、日本にもどんどん入ってきてほしいですよね!

まとめ:中国での出産・育児も悪くない

いかがでしたか。

「中国での出産・育児」なんて、と思っていた方も少しイメージが変わったのではないでしょうか。

こんなご時世だからこそ、中国での出産・子育てを視野に入れてみるのも1つの考えかもしれません。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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